株式会社 圓窓 代表取締役 澤 円
Profile
元・日本マイクロソフト株式会社業務執行役員。
マイクロソフトテクノロジーセンターのセンター長を2020年8月まで務めた。
DXやビジネスパーソンの生産性向上、サイバーセキュリティや組織マネジメントなど
幅広い領域のアドバイザーやコンサルティングなどを行っている。
複数の会社の顧問や大学教員の肩書を持ち、「複業」のロールモデルとしても情報発信している。
澤さん
みなさん、こんにちは。
非常にこのシュールな状態でインタビューが始まり未来を感じますね。
ということで、今回いらして頂いているのは、AGC硝子建材株式会社さんなんですけれど自己紹介と会社の案内をしていただいてもよろしいでしょうか?
木本社長
それでは簡単に会社の案内を含めまして、代表取締役を務めさせていただいております木本がご紹介させていただきたいと思います。
私どもの会社は硝子建材を中心としてあらゆる建築材料を扱っており、住宅・ビルの資材を納入する、それから設計・施工する会社でございます。
全国に40拠点・部署ございまして全国を網羅するガラス建材流通会社としては唯一の会社でございます。
澤さん
ありがとうございます。
そして、なぜこのメタバース空間でインタビューすることになったかというと、 実際メタバースを使って社員総会をされたんでしたっけ?
木本社長
はい。
澤さん
なかなかまだ例をみないんじゃないかなって思うんですけど、これ誰が言い出したんですか?
木本社長
私が言い出しました。
澤さん
おー!木本さん自身が!
他の方々の反応はどんな感じだったんでしょうか?
木本社長
まず幹部の方々に話したんですけど、何を言い出すんだと言うのが第一で (笑)
言い出したのが10月の末ぐらいだったのですが、 業者さんの選定からコンテンツ決定まで含めて二ヶ月間の間にできるのかと。
ましてやあまり知識・知見がないところでできるのか、というのが 今日参加していただいているスタッフの最初の印象でした (笑)
澤さん
なるほど。
木本さんはなんでメタバースでやろうなんて思ったのですか?
木本社長
私が社長になっている間に一回は全社員集めて毎年やってる社長表彰などを含めた総社員集会みたいなのをしてみたいと思ってました。
しかし、私どもは全国に40拠点・部署あり従業員が800人おりまして、北は旭川から南は福岡まで拠点がある中で社員を一堂に集めると何千万とかかってしまう。
そうであるならば、みんなが一堂に会せてなおかつリアルと同じようにお話ができるメタバースに集まってできたらなという事でやってみようと思いました。
澤さん
なるほど。
やっぱりこれはとにかくみんなに集まってほしいという社長のパッションから来ていると言うことなんですね。
木本社長
そうですね。
私の今年の方針が40拠点・部署みんなが交わる、入り乱れる、繋がると言うことをしたいと思っていたので、こういうITの技術が進展していく中で活用できたらなというところもありました。
澤さん
いいですね。まさにテクノロジーは時間と空間への制約を取り払うっというのが存在意義なので素晴らしい判断だったかなと思うのですが、木本さんは普段からアバターで生活してるとか、ずっと最新ITに触れる、というようなメタバースへの動機はありましたか?
木本社長
いいえ、まったくないです。
澤さん
全く無いのに社員総会をメタバースでやろうと言い出したんですね。
これ褒め言葉なんですけど、そういう人を私は頭がおかしいという風に言わせていただいてて (笑)
僕はずっとテクノロジーの世界にいて、それこそとんでもない変態とか、とんでもない物凄い天才とかによくあってるのですが、何か面白いことを始める人っていうのは大体、頭のネジが飛んでないとうまくいかないんですよね。そのパッションが常識人だけだと、なかなか続かないというか、とにかく素晴らしいですね。
ほかの役員の方々は具体的にどのようなことを心配されていたのでしょう?
木本社長
どんなことができるのか、とかやっぱりコストがかかるのでその費用対効果って本当にあるの?と言うところにやっぱり最初引っかかりがありましたね。
澤さん
なるほど。「だけどやるんだ」と折れなかったのですね! (笑)
木本社長
はい。(笑)
澤さん
いいなあ。
もう周囲の人たちの表情をみたかったですね(笑)
実際やるぞとなって業者の選定・環境の選定っていうところから始まると思うのですがいくつか比較をされましたか?
木本社長
そうですね。その辺は情報システムグループリーダーの松下さんに、どんな業者があって、どんだけの費用がかかるのかというのを資料を作ってほしいとお願いしました。
澤さん
なるほど。松下さん、ある意味、社長の鬼振りが降ってきたわけですね。
松下さん
そうです。 (笑)
澤さん
最初言われた時、正直どうでした?
松下さん
私、実は入社してまだ間もなくて情報システムという位置で入社しまして成果を出すきっかけを木本さんにいただいた、これはチャンスだ、と思いました。
まずは一生懸命メタバースとはなんぞやというところからネット検索から始めまして、木本さんからお聞きしたイメージとV-expoのホームページの内容がほぼ一致したので、これしかないだろうと言うことで優先的にお話を進めながら選定させていただいた感じですかね。
澤さん
素晴らしい!
安全に成功したいって思っている人たちからすると、前例がないわけでちょっと怖いなとか失敗するのいやだなって思う人もいると思うのですが、松下さんはそうじゃなかったってことなんですね!
松下さん
それはなかったですね。
澤さん
ここで名を知らせるためのきっかけがきたと、戦国武将みたいになってますね (笑)
いいですね!
いや、でも松下さんも頭おかしい部類に入りますね (笑)
実際、業者選定をして決め手になるような要素は何だったか教えてもらってもいいですか?
松下さん
事例が先にあったのもありますけれど、やはり使いやすそうだなっていうのがありました。
建設業の方はアナログの方が多いのですが、操作がしやすいっていうところやとっつきやすいっていうのもありましたし、ブラウザベースでできるっていうところもいろんなところで使えそうだなっていうのがありました。
その辺が良かった点だと思います。
澤さん
なるほど。手軽さですね。
あと人数も800人を収容できるメタバース空間て意外と無いんですよね。
松下さん
なかなかないですね。当初は500名って書いてあったんですけども、お話をしている中で1000人まで行けますよという回答をいただいてたので、これだったら大丈夫だと確信しました。
澤さん
ありがとうございます。利用可能人数ですね。
操作に関してなんですけど、先ほどおっしゃっていたあまり複雑な操作はユーザーにはさせられないなという条件に関して実際使ってみてどうでしたか?
松下さん
手軽に使えました。スムーズに操作できましたし、総会後に取った従業員の方のアンケートでもスムーズにできたと言う感想をご回答いただいたのでやっぱり成功だったなと思いました。
澤さん
おおいいですね。アンケート結果も上々と。
それでも最初は「え?メタバース空間でやるの?」みたいな。そういう反応もユーザーの方々もいらっしゃったんでしょうか?
松下さん
いました。
まずは「メタバースとは」という資料を作り、配布するところからでしたね (笑)
皆さんメタバースって聞いたことあるけど何なの?それを会社でやる?と、結びつかないところがあったようなので、パワーポイント五枚ぐらいの簡単な資料を作ってメタバースはこういうのですよっていうところから始めました。
澤さん
なるほど。でも考えてみたら、もうすでに社員全体がweb3の世界観を共有したっていう状態ですよね。
これ実際すごい話だなと思っていて、まだ世の中でweb3ぼちぼち出ては来ているけれど、ITを開発している会社以外で全社員がそれを体験した会社は多分世界中見てもそんなに多くないと思うんですよね。
で、それをやらかしてしまったということで (笑)
本当にすごいことだなと思って絶対にインタビューして事例としてどんどん出したほうが良いっていうのをm-Lab側もそうなのですが、日本企業の中の代表としてもどんどん出していった方がいいんじゃないかっていう思惑もあって、ご無理を言ってメタバース空間でインタビューをやろうっていうふうに僕の方で言い出したんですよね。
木本社長
先ほど言った通り、我々はビルの大規模なファサードの設計・施工までやってるんですね。
そうすると設計した時から施工までやって行くときに今の建築業界は人がやはり少なくなってる。若い施工管理者っていうのが採れなくなっている。それからベテランのそういうエンジニアリング力を持った技術者っていうのは高齢化して技術伝承が難しくなってると言った時に、3Dのモデリングで設計をしたものをメタバースの仮想空間と重ね合わせて施工の段取りとかのシミュレーションとかをやっていって我々の生産性や効率性を上げていきながら人不足っていうところを補っていくことにも繋がっていくんじゃないかなと言うことを設計とか施工の人間が感じ取ってくればいいなと言うこともありました。
澤さん
素晴らしい!
実ビジネスにこれは活かせるものなんだよっていうのを体験してもらうと。
それ、最高ですね!
ちょっと自己紹介したときに言うの忘れたんですけど、僕、鹿島建設の顧問なんですね。
木本社長
そうですか。取引先としてやらせていただいています。
澤さん
そうですよね。実際、そこでまさにいま社長がおっしゃったそういう問題っていうのは直面してるっていう話を聞いていて、かつそれを救っていくのはテクノロジーじゃないかっていう文脈もあって、僕が顧問もやらせてもらっているところがあるんですよ。
木本社長
なるほど。
澤さん
そうやってテクノロジーを使いこなしてくれるパートナー企業が増えてくると、多分お互いがサポートし合いながら、もっと面白い事とか距離を問題としないようなビジネスの成長とかっていうのに繋がっていくんじゃないかなと思ったんで、今それを会社のトップメッセージとして出しているって本当に意味深いことだなと思ってお聞きしてたんですね。
もともとは「ものづくりの強みを生かしたソリューションを」というキーワードがAGCの原点であるって書かれているわけなんですけど、単にものをつくるだけじゃなくてそれを使ってもらうための仕組みの部分っていうのは相手によっていろんな仕掛けができますもんね。
木本社長
そうですよね。
澤さん
それをトップ自らが言い出してその鬼振りを受け取って自分ごととしてやる人がいて、これはもう本当最高の事例ですね。
木本社長
だから若い人たちがそういうところを本当に感じてもらえればいいのかな
我々ロートルじゃなくてですね (笑)
そうするとうちの会社の中でもイノベーションが起こっていくというふうに感じています。
澤さん
実際、これ使ってみてこういうところでも利用できるんじゃないかとか、こういうところでも使いたいんだけど、みたいなニーズって上がってきました?
木本社長
いや、それはまだですね。今回をきっかけにそういうところを若手とどういうふうにしたらビジネスの方に役立てていけるっていうか、我々のその生産性を上げるために使っていけるのかと言うようなところをワイガヤ形式でもしながら深めていきたいというふうに思います。
澤さん
いいですね。
ちょっとこれは僕からのアイディアの共有なんですけど、これ採用活動にめちゃくちゃいいんですよね。
実は採用活動の一番最初の段階っていうのでこれを使うっていうのはかなり効果的で、顔を見せない状態でも参加できますよ。生で声で話が聞けますよっていうのってかなり精神的なハードル下がるんですよね。
木本社長
なるほど。
澤さん
また、採用の活動の一環でメタバース空間でやりますよっていうとそれだけでプレスリリース出るんじゃないかなと思うんですよね。
それをIT企業ではなく、ものづくりを専門としてやっている会社さんが実施するっていうのだけですごいインパクトがあるんじゃないかなと思ったんですけど、どうですかね?
木本社長
なるほど。まさにですね。今のアドバイス、胸に突き刺さりました。
ちょうど24年度の採用活動は始まってまして、やっぱりコロナ渦で言うとTeamsであるとかZoomであるとかでやるわけですね。
しかし、そうするとインパクトにかけているなと。それからリアルでやるのとは便利になったとはいえ採用活動にはやっぱり対面っていうところもあるなというふうに思ってるところに、こういうものをこう絡めていくと言う事になるとまたうちの会社のインパクトっていうのが上がるようにすごく思いますね。
澤さん
本当にそういう形でちょっと変わったことをやっているというだけじゃなくて、本当にそこで生の声がお互い聞けるとか、あと匿名である顔が見えないっていうことで、発言もしやすいってのがあるんですよね。
木本社長
なるほど。
澤さん
何人かにマイクを渡してしまって、リアルな声を聞くっていうのをやっても面白いんじゃないかなと思うんですね。
それはいい事例がまたできそうで、ちょっと楽しみですね。
一応聞いておくとネガティブなフィードバックとかってありました?
木本社長
もちろん何点かありました。
この消しゴムくんで全員が入ってて名前が今の画面と同じように上に出てきて重なってしまうんですね。そうすると誰が誰かわからないと言うようなところがやっぱあったのが一つ。
それから、これはm-Labさんには関係ないんですけれどもルームに分かれて会話をする懇談時間を設けたんですけれども、AGCグループとしてのセキュリティーの関係で実現できなかったと言うようなところがありましたので、そこのところが無いとメタバースを使ってやった意味があるのと、Teamsでやっても同じだったんじゃないの?と言うような意見はありますね。
澤さん
まあ、Teamsでやっても同じだったかと言われれば、多分体験が違うんですけどね。
でも今までやったことがない、体験したことがない人っていうのは説明してもわからないところもありますもんね。
はい、ありがとうございます。
セキュリティの設定とかっていうのはあるんですけど技術的な問題っていうのは基本的に全て解決をすることができると僕は思ってるんで、こういう声を拾っていくっていうのは今後につながっていくかなと思います。
m-Labとしても開発につなげることができるので非常にこういうフィードバックはありがたいですね。デザインとかにも活かして行きたいなと思います。
他の方も、これだけは言っておきたいとか、ここアピールしたいとか何かありましたら言葉をいただければと思います。
小池さん
澤さんいつもVoicyとか聞かせていただいております。
澤さん
ありがとうございます!
小池さん
今回イベントが終わったあとに、他の部署の方とメタバースを使って何かビジネスにつなげられるかという話をしたときに、工場見学のようなものがメタバースでできたらいいねという話になりました。
具体的に、AGCスタジオという遮熱のガラスや遮音ガラスのような様々なサンプルが置いてある施設が以前京橋にありまして、それが京浜の方の工場に移設したのですが、アクセスが良くなかったり、予約制になったりと前より入り辛くなったというお客さまの声がありまして、そういうのをメタバース空間に再現するともっといろいろアピールのチャンスも増えるんじゃないかなと思いました。
澤さん
いいですね。まさにそのアクセスが悪い、見せたいものがある、っていうのを組み合わせていくとテクノロジーでお手伝いできるところっていうのが明らかになっていくんですよね。いいアイディアだと思います。
僕、工場見学とかって大好物なんですね。
いろんな会社の顧問をやらせてもらっているのですが工場とか持ってる会社にはだいたい見てみたいって騒ぐんですね。明後日も日立の工場を見に行くんですけど、行けないところをそうやって仮想空間で再現するっていうのは、それはそれで企業の紹介でPR効果もあるし、いろんな意見を集めるっていう意味でも時間と空間を超えてそういったものをできますね。本当にプラスのことしかないですよね。
ありがとうございます。
あと皆さんのところだとリアルのものがあるんで3Dのデータっていうのは結構お持ちだったりしません?
木本社長
製品という意味ですか?
澤さん
製品という意味です。
製品・商品のものとしてできる前のデータになっているものっていうのは?
木本社長
うちの会社で行くと設計の図面、3Dの図面とかそういうものはデータとして全部持ってますね
澤さん
ですよね。何をいきなりだしているかっていうと今の世の中ってデータになってないとこの世に存在しないって言われるくらいなんですよね。もっと言うとリアルがあったとしてもデータがないと存在してない状態になるっていう。今のご時世ってそういう世の中になっているって僕よく言ってるんですよ。
オープンしている新しいレストランを見つけて「あ、レストランだ」っていきなり飛び込む人ってあんまりいなくて、レストランだって目に入ったらすぐスマホを取り出して検索をして、いつオープンしたのかとか、どこのお店からののれんわけなのか、メニューはどんなものがあるのかとか調べて入るので先にデータ見るんですよね。 で検索して引っかからないと目の前にお店があるのに無いことになっちゃって入らなくなるっていうめちゃくちゃあるあるなんですね。
データとして存在しているって言うことは、その時点で商品になっているとも言えるのでもうすでにやっている部分があると思うんですけど例えば、メタバース空間の中で、データの段階で商談をするとか、データの段階でもう何かの相談をするとかっていうことがどんどんできるようになって、より3Dの技術を使って動きも含めて表現できたりとかすると、御社のビジネスもまたスケールしてくるのかなと思いながら聞いてたんですね。
木本社長
あー、なるほど。
澤さん
それの第一歩を社員全員で既に体験済みであるって、これが意味があるなあって、ずっと思いながら僕は勝手に興奮してたんですけど。
なんでその興奮してるかっていうと、あの社員全員ってことは間接部門の方々もみんな含めてですよね?
木本社長
そうです。
澤さん
ここがすっごい、大きいんですよね。
本業の方々がデータを使うっていうのはよくある話というか当たり前の話なんですけど、間接部門の方々も本業の人たちと一緒にそこに入るっていうのはすごい大きい意味あるなあって思って聞いてたんですね。
ちなみにその社員総会の時は、他の部署の方々がやっているお仕事を紹介とかもされました?
木本社長
第一部と第二部で分けたんですけれども第一部っていうのが昨年、各部署のところで活動していただいたことに対して優秀な活動とか、効果のあった活動っていうところを推薦を含めて、ピックアップしてまして社長アワードとして紹介をして表彰してたんですね。
澤さん
なるほど。
ちょっとこれはあのまた提案なんですけど、アバターだと結構気楽に喋れると思うんで、それぞれの部署の人達が”部署自慢”をするっていうのも面白いかなと思ったんですね。
それをやるとうちの会社ってすごい良いことやってるじゃないっていうことをそれぞれが知るっていうことでどんどん全員がPR担当になり全員がリクルーターになるかなと思ってるんですよね。
せっかく社員をみんな集めるっていう体験をしたんで、次のステップとして社員がみんな自分たちの会社を自慢できるっていうふうになるともっといいかなと思ってお聞きしてました。
メタバースの空間で最初のうちはビデオを見せるとかそんな感じになるのかもしれないですけど、ゆくゆくはモデリング化していて実際にAGCさんオリジナル環境とかつくれたりとかするとさらに素敵ですよね。
木本社長
そうですね。
澤さん
いい話聞いちゃったなあ。 他になにかございますか?
坂部さん
品質技術部の坂部と申します。今回このような場を設けていただいて本当にありがとうございます。感想も含めてなんですけど今回初めてで不安もあったんですけども、幼少期からいろんなゲームに触れてきたので簡単に使うことができたっていう個人的な印象ですね。
僕も学生のときに建築系だったんですけど、いろんなデザインに触れてきて学生の時によく坂部って変人だよねって言われてたのですが、あれは褒め言葉だったんだなって、今ちょっとだけほっとしてますね。
澤さん
最高の賛辞ですよ。
坂部さん
そうだったんですね。若干凹んでたところもあったんですけど、今聞いてホッとしてますけど。(笑)
今後についてなんですけども、僕は幕張のイベントで初めてメタバースに触れさせていただいたんですけれど、エンタメ系、観光系の企業さんに市場がフォーカスしてメタバースの提供をしている印象があったので、先ほど木本さんや小池さんの話でもあったんですけど今度は建築業の方にメタバースの企業さんが目を向けてほしいなと思いました。
澤さん
はい、これは僕の責任でもありますから、どんどんPRして行きたいです。
坂部さん
そのメタバース空間を使って企業同士の打ち合わせを物件の仮想現実として作成し、その中に実際に入って仮想空間で実際の部材を見ながら打ち合わせすると非常に話が進みやすいのではないかなとか認識が統一されやすいのかなっていうイメージを持ったのでぜひ今後、建築業・製造業というところに目を向けていただければなというふうに思いました。
澤さん
本当にそのとおりで、まさに業界の壁を越えていくっていう文脈につながっていくかなと思うんですよね。まさにネットの世界であれば、いろんな垣根っていうのを飛び越えることができて業界の壁なんかも本当にネットさえ繋がっていれば軽々飛び越えられるんで、あとは意識だけですよね。
まさにそういうところでテクノロジーというのを使えるといいなと僕も思ってますね。
ありがとうございます。
はい、他に喋ってないですっていう方、ぜひ!
牧野さん
牧野萌です。よろしくお願いいたします。
感想になってしまうのですが、小池さんや坂部さんと比べてIT系にすごく弱くて、今回メタバースというテレビでしか聴いたことのないものを実際に運営側に立ってやってみたのが、すごくいい体験になりました。
周りの意見を聞いているとメタバースって何?何するの?みたいなマイナスな意見とかもあったりはしたんですけど、実際入ってみたらちょっと強面の上司の人がすごく可愛いアイコンになっちゃってて(笑)、これまであった距離が少し近づけそうだなとか、親近感湧く、みたいな話を聞いた時に、一つの方法としてメタバースがあるんだなと思いました。
先ほど澤さんがお話しされていた、全社員がこういうことを体験したっていうのが世界的にも数少ない事例っていうことも私たちとしては誇りに思っていいんだと確信を得たので、部署に戻って展開できたらと思いました。
ありがとうございました。
澤さん
共通体験になってるって本当に大きいと思いますよ。
全員当事者になってるっていう状態って本当に貴重なんで、あとはこれをたとえば定期的にやるとかちょっと形を変えながらやって行くとかっていうのを続けるっていうのがすごく大事かなと思いますね。
牧野さん
ありがとうございます。
澤さん
もうm-Labの人たちもそれをかなり望んでますんで。どんどん (笑)
後、もう一つすごい重要なことをおっしゃってたのが運営として関わったっておっしゃってたじゃないですか。
これすっごく、大きいんですよね。物事って、実際に裏側を知るっていうのってめちゃくちゃ大きい体験になるんで。
僕、若手の人たちによく言ってるのが何か自分がキャリアを成功に持って行きたいんだけどどういうことをやればいいですか?っていう風に言われたときに、イベントのボランティアスタッフやりなって必ず言ってるんですよね。
そうすると僕なんかイベントに登壇することが多い人間なんですけど、その連中の楽屋トークがきけるんで。僕はいわゆるnewspicksなんかに言われているのがビジネス芸人って言われてるんですけど、ビジネス文脈なんだけど芸人扱いみたいな状態なんですけどね。
僕たちみたいな人が最も光り輝くのって控え室なんですよ。
控え室が実は一番面白くて、なぜかというと本番を作るっていう前段階なんですごいパワーが必要なんですよね。たぶん皆さんご存知だと思うんですけど実際あの施工して動き出す使い出すっていう前の段階、デザインして作って運んでっていうところが大変なわけじゃないですか。それを見るっていうのがすごく意味深いのでイベントとかも全く同じなんですよね。
なので運営として関われたっていうのはメタバースをただ使ったではなく使ってもらう側に初期の段階から携わったっていうのは牧野さんにとって素晴らしい体験だったんじゃないかなと思いますね。
牧野さん
ためになりました。
ありがとうございます。
澤さん
これで一通り皆さん声を出していただけましたでしょうか?
お集まりいただきといっても集まってるのはバーチャル空間上ですけれども、非常にいいお話をたくさん聞けました。
アバターでこうやって話をして頂くと柔らかくなっていいですね。 (笑)
木本社長
そうですね。
澤さん
ぜひですね。メタバース先進企業としてこれからもどんどん情報発信し続けていただけるといいなと、一緒に頑張っていければと思います。
ありがとうございました。
皆さん
ありがとうございました。
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