オフィスビルや物流施設、その他不動産の総合的な管理・運営を手がける、住商ビルマネージメント株式会社。2023年2月に創業50周年を迎え、同年4月には全社員参加の記念式典がV-expo上で開催されました。
本イベントを企画・運営した実行委員の皆様に、メタバースを活用したイベント開催の経緯や狙いを伺いました。
⼤島さん: 実行委員のリーダーを私が拝命しまして、周年行事全体を統括しました。全体の体制としては、「イベント」「映像」「ロゴ・キャラクター」「ノベルティ」と4つの部門があり、それぞれ社内の適任者に声をかけていった形です。
ここにいるのは、主にメタバースでのイベント企画・運営を担当したメンバーです。
周年行事については会社から「各拠点にいる全社員を巻き込むようなことを考えて欲しい」というオーダーがありました。コロナ禍ということもあり、拠点間のコミュニケーションが取りづらい状況が続いていましたが、社員一人ひとりが繋がりを感じられるようなイベントを目指し、企画していくことになりました。
⼤島さん: 実は、企画当初はメタバースで開催するということは全く想定していませんでした。バーチャルスタジオの映像をWEB上で配信する方向で話が進んでいたのですが、その方法ですと一方通行の情報発信になってしまい、イベントの主目的である“コミュニケーションの場”としての機能を果たせないのではないかという懸念がありました。
そこで、ITに強い吉田と林にチームに合流してもらい、意見をもらうことに。「メタバースを使えば双方向での対話が可能になるのではないか」という提案をもらいました。それは面白そうだということで、早速二人にリサーチをお願いし、メタバースでの開催に向けて動いていくことになりました。
吉田さん: イベントに集中してもらうにはどうしたらいいかを考えた際に、何かを操作してもらうとか、自分で動いてもらうことが有効だというところから、メタバースでの開催を思いつきました。
林さん: 「メタバース」としては僕も吉田もありませんでした。ただ、僕たちはオンラインゲームに親しんできた世代ですので、「3D空間でキャラクターやアバターが自由自在に動く」といった、ざっくりとしたイメージを持っていました。
土橋さん: 我々世代ですと、最初のうちはどうしてもイメージが湧きにくくハードルが高いと感じることがありました。吉田と林に説明してもらいながら、徐々にイメージを掴み、実態を把握していきました。
⼤島さん: 過去にメタバース関連企業との取引はなかったため、吉田と林がリサーチをしながら候補となる企業にコンタクトを取っていきました。懸念点として、仮想空間を新しく構築するとなると相当なコストがかかるのではないかということがありました。
V-expoの場合はそもそも構築の必要がなく、ブラウザで接続可能ということで有力候補としてあがってきました。
吉田さん:構築の必要がないことに加え、デモがすぐに行えたこと、操作が難しくなかったことも選定のポイントとして大きかったと思います。HPからボタンを押していきなりデモが始まるというのは、他社では見なかったのではないかと思います。IT担当のメンバー4名で実際にV-expoのデモ画面に入り、動いたり話してみたりして、これは品質的にもいけそうだということで、社内提案することになりました。
林さん: 予算的にも足が出ることはなかったため、割とすぐに決まりました。実際に使ってみると音声などの品質もWeb会議サービスとの違いを感じることができました。双方向で話せる点もよかったと思います。社員同士のコミュニケーションを図る歓談の時間も、イベントのひとつの目玉でしたので。
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