本記事では、V-expoでメタバース入学式をプロデュースされたRKB毎日放送株式会社の安増様にお話を伺いました。
昨年の開催をお手伝いさせて頂いた後、今年も引き続き開催されたという事で、福岡大学さんがメタバースでのイベント開催に価値を感じて継続して頂いた事がまずは嬉しかったです。そして去年以上に沢山の企業さんが賛同して、このメタバース入学式に協力してくださったという事も素晴らしいことだと感じています。今年もドコモビジネスソリューションズさんとタッグを組み、弊社の展開するメタバース企画コンサルソリューション「メタプロダクション」を活用して頂き、開催に至りました。
今年は登壇者が全員初参加だったのですが、メタバースイベントに参加できる事を開催前から楽しみにしてくださっており、イベント時には彼らから沢山の楽しい話が飛び出し、2時間弱の時間がとても短く感じました。
登壇者の一人である福岡大学の永田潔文学長が、フォーマルな入学式だけでなく、このような入学式を行う事で学生たちに親しみを感じてほしいという事に加え、IT技術が進んでいる昨今、こういう技術を経験しておくことは非常に大事だと語っていらっしゃいました。
リアクションはもちろんですが、スライドを使って登壇者が話しているときに、新入生のアバターがしっかりとみんな上を向いていて、「あ、見てくれてるんだな!」と実感しました。そして何より、最後にチャットを使った質問コーナーを設けたのですが、去年以上に自発的な発言が多く、盛り上がりました。
やはりVRゴーグルやアプリインストールが不要で、スマートフォンからURLをクリックするだけで大人数が同時参加できるという点に尽きるかと思います。参加用のQRコードを記載したチラシをリアル入学式で配布しましたが、今回そこから参加してもらえた方が多かったようです。
去年と仕組み的には大きな変更はなかったのですが、今年はメタバース空間の中でいかに学生たちに楽しく参加してもらえるかという「イベントとしての本質的な楽しさ」を追及されていたこともあり、去年以上に新入生さんたちが楽しまれていたように感じました。プラットフォームはあくまでプラットフォームなので、それを活用したうえでイベントとしてより良いものにしていくには、そのイベントの中身自体であると考えて、今回はイベントの内容に福岡大学さんがこだわられた事が大きいです。
余談ですが、去年はデフォルトのロボット君アバターでの参加者が大半だったのですが、今年はアバターの選択を入場時に行える仕様に変わったため、沢山の学生さんが色んなアバターに身を包んでくれ、会場も華やかになりましたが、一定数「ロボット君」もいました。しかし学生にお話を聞いてみるとどうやら、普通にかわいいからあえて選んでいるようでした。
従来の方法では増やせなくなってきた「顧客とのタッチポイント」などを、メタバースを使って新しく開拓することができるかと思っています。顧客だけでなく、リクルートや社内の従業員やオフショアスタッフとのコミュニケーションなど、様々なアプローチで色んな企業さんに提案をしていきたいと思っています。
プラン・機能説明をご希望の場合、カレンダーからお気軽にご予約を!