本記事では、V-expoで「Ver-Challe2024-メタバース企業説明会-」 を開催されました株式会社JTBデータサービス様にお話を伺いました。
全体を通して昨年よりも多くの方にご参加いただき、満足度も上がったと感じています。ただ、時間帯によって参加者が集中する時間とそうでない時間がはっきり分かれてしまい、その調整が難しかったです。総じて良いイベントになったと思いますが、まだ改善の余地はあります。
私たちは、障がいの特性ゆえにリアルの就活イベントへの参加に抵抗があり、思うように就職活動が進められない方々に対して、安心して情報収集できる場を提供したいと考えていました。 その点を解決できるのはメタバースでの企業説明会でした。
アバターを使うことで、周囲を気にせずに企業説明会へ気軽に参加できる環境を実現できました。『対面のセミナーやリモートは少し不安』と感じている方や、障がい者手帳の取得に悩んでいる方など、さまざまな不安を抱える方々が、顔を出さずに安心して参加できるというのは大きな利点です。 加えて、就活者だけでなく、支援者や教育機関、医療従事者、そしてご家族の方々も参加できるのがメタバースの強みだと思います。
昨年(他社メタバース)に比べて、m-Labの『V-expo』はアクセスのしやすさが大きく改善されたと感じました。
スマートフォンからも参加できたことは、求職者にとって大きなメリットでした。チャット機能や音声会話についてはご意見もいただいているため次回以降の課題と考えています。
主に、就労移行支援事業所や大学のキャリアセンターに対してDMやメールで告知を行いました。企業に対しては、JTBグループの既存パートナー企業を中心にアプローチしました。また、求職者に対しては、事前に使い方やアカウント登録の案内を行い、できるだけストレスなく参加できるように工夫しました。
出展企業数は21社、2日間の開催で参加者数は約300名でした。
会場は複数のエリアに分かれており、企業紹介ブース、個別相談エリア、登壇エリアがありました。特に、企業説明や紹介を行った登壇エリアは好評で、参加者からは拍手などのスタンプの活用によって臨場感があり、リアルで参加しているような感覚を味わえたとの声を多くいただきました。一方で、個別相談エリアはあまり利用されなかったので、今後の開催形式や案内含め改善が必要だと感じました。
企業紹介ブース(ポスターセッションエリア)の様子
出展企業からは『リアルなイベントよりも気軽に参加者とコミュニケーションが取れた』との声がありました。メタバースに初めて参加する企業も多く、求職者との新たな出会いの場として評価していただきました。
参加者の多くは『楽しかった』という感想を持ってくれたようです。初めてメタバースを体験する人にとっては、操作が少し難しかったという声も聞かれましたが、開催後の参加者アンケートでは、満足度は90%とアクセスのしやすさが好評でした。
『V-expo』を選んだ理由は、リアルなイベントと同じような体験をオンラインで提供できることが大きかったです。他にも複数のメタバースプラットフォームを検討しましたが、 実 際にデモ会場を体験した際、一番使いやすそうだと感じたのが大きな決め手です。
また、特に若い求職者の方々にとっては、V-expoのボクセルタイプのアバターが馴染みやすいと感じました。スマホでも簡単に参加できた点も非常に良かったです。
次年度もメタバースでの企業説明会を開催する予定です。
今回はアクセスのしやすさやスマートフォンでの参加がスムーズになり、大きな進歩があったと感じています。しかし、実際に開催してみると改善が必要な点もいくつか見えてきました。
今後は、そういった点も含めて、さらに使いやすく参加しやすい環境を提供できるよう、検討していきたいと考えています。
プラン・機能説明をご希望の場合、カレンダーからお気軽にご予約を!