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2022.09.12
近年の新型コロナウイルスの影響もあり、リアルでの社内イベントを自粛している企業は多いです。 しかし、オンラインでのイベント開催を検討するものの、中々社員が参加してくれない、 すぐにマンネリ化してしまうといった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
オンラインでのイベント開催で活用できるのが「メタバース」です。
メタバースはイベント開催はもちろん、ビジネスやゲームなど様々な分野で活用されています。
本記事では、社内イベントで使えるおすすめのメタバースサービスを紹介していきます。
目次
新型コロナウイルスの感染リスクを抑えるために、多くの企業がテレワークを導入しました。 テレワークは、社員の通勤等の負担軽減や交通費の削減など、企業と社員双方に多くのメリットがありますが、 デメリットも存在します。
例えば、社員同士で直接コミュニケーションをとる機会が減少して孤独を感じたり、 周囲に誰もいない状況のため仕事のモチベーションが下がったりなど、テレワークならではの新たな課題が多く発生しました。
このような課題を解消するために「社内イベント」のニーズが高まりました。社内イベントを通して、社員同士でコミュニケーションをとる機会をより多く作ることが最大の目的です。
社内イベントは、実際に開催しようにも様々な課題に直面することが多いです。 社内イベントに対してマイナスのイメージを持っている社員は多く「上司に気を遣ってしまい心の底から楽しめない」 「通常業務に支障をきたすため極力参加したくない」といった意見が多くあります。
これらの課題を解決して、社員が新鮮な気持ちで社内イベントを楽しむためには「メタバースによるイベント開催」がおすすめです。
メタバースのイベントは真新しいこともあり、どのようなイベントになるのか、一度参加して体験してみたいと興味を持つ社員が大半でしょう。
メタバースとは、インターネット上に作られた仮想空間、または仮想空間に関連したサービスを総称した用語のことを指します。
例えば、仮想空間内で自由に移動してゲームをしたり、買い物を楽しんだりなど、現実世界と近い状態で行動できるのが一番の魅力です。ビジネス面でもオンライン会議やイベント開催などで多くの企業から利用されています。
メタバースが近年注目されるようになった理由は、コロナ禍によって外出を自粛せざるを得なくなったこと、 リモートワークの普及など様々です。
他にも、2021年にSNSなどで有名なFacebook社が「Meta」と社名を変更したことが大きな話題になりました。 この話題がきっかけで、メタバースの存在を認識したという方も多いのではないでしょうか。
日本国内でもNTTやKDDIなどの大企業がメタバースへの参入を進めています。今後私たちの生活にもどのような影響があるのか、便利なサービスが開発されるのか多くの方が注目しています。
メタバースで社内イベントを開催することで、下記のようなメリットがあります。
メタバースのイベントを実施している企業は現状多くないため、実際にイベントに参加した経験がある社員は少ないでしょう。そのため、社員にとってメタバースでのイベントは非常に斬新であり、どのようなものか興味を持って参加することが予想されます。
オフラインでのイベント開催はマンネリ化しやすく、面白みに欠けてしまうことがほとんどです。また、社員を惹きつける魅力のある企画をイベントごとに企画するのは大変でもあります。マンネリを打破するために、開催方式を大きく変えるのは非常に良いアイデアだと言えるでしょう。
VR空間やアバターの存在によって、オフラインでのイベントに近い臨場感を体験できるのも大きなメリットです。 自身で臨場感をリアルに感じられるのはもちろん、他の社員の様子もオフラインと近い状態で感じられるでしょう。
リアルのイベントを開催する場合、会場の確保やステージやイスの準備など非常に手間がかかります。メタバースでのイベント開催では仮想空間内で行うため、会場準備の手間がかからないのが大きなメリットです。
参加者にツールを配布して、使い方のレクチャーをするだけで済むため、会場準備のコストや時間を大幅に削減できます。
ここでは、社内イベントで使えるメタバースを4つ厳選してご紹介します。
メタバースでのイベントを開催したい場合も「V-expo」がおすすめです。
リアルのイベントの場合、会場の準備などの運営の負担が大きくなります。 しかし、V-expoであれば準備の手間をかけずに開催できます。 また、最大1000人までのイベントに対応しているため、大規模でのイベントにも適しているのが特徴です。
V-expoの「イベントレンタルプラン」であれば、Webの予約ページから会場を選択してイベントを開催できます。 参加する際には、VRヘッドセットやアプリのインストールなどの準備は不要です。URLからアクセスするだけで、誰でも簡単にイベントに参加できます。
また、オプションで「実写登壇オプション」や「メタBarオプション」なども追加することができます。実写登壇オプションは、クロマキー合成の技術を使って実際にメタバース会場に登壇する機能です。メタBarオプションはイベントの開催後に懇親会の場として利用できます。 距離感と方向性のある音声システムを採用しているため、リアルで会話しているような感覚で他の参加者とコミュニケーションをとれます。
他にも下記のメタバースがイベント開催におすすめです。
「めちゃバース」は、最大数千名規模でも参加や交流ができるメタバースです。専用アプリのインストールは不要でWebブラウザから利用可能です。テレビ朝日グループ/系列による技術展示会の「ゴーテック2022」のバーチャル会場としての利用や、 国内最大級であるVR/AR/MRカンファレンス「XR Kaigi」のバーチャル会場として利用された実績があります。
遊びで使いたい時におすすめなのが「cluster」です。VRやパソコン、スマホなどから利用できます。 現状、スマホから利用できるメタバースプラットフォームは少ない点も、 clusterの利用者や人気の高さに繋がっていると言えるでしょう。利用する際には、専用のアプリをインストールする必要があります。
clusterは、メタバース内のゲームやアバター同士のコミュニケーションなど、複数人で楽しめる機能が充実しています。 ユーザー自身がイベントを主催したり、 空間を作ったりすることも可能です。また、clusterを法人での利用も可能です。法人で利用する場合には、法人用の契約が必要になります。
clusterが日本国内で人気を集めている大きな要因は、自分好みのアバターを自由に作れる点です。 自分自身で簡単にアバターや空間を作れるので、自分だけのオリジナルのメタバース空間を存分に楽しむことができます。
今回は、社内イベントで使えるメタバースを紹介しました。メタバースでのイベント開催は斬新であり、 新しいサービスであるため体験したことがある社員は少ないことが予想されます。 真新しいイベントを開催したい、社員の興味を惹きつけたいと考えている人には 「メタバースでのイベント開催」がおすすめです。また、リアルでのイベントとは異なり、 会場準備のコストや時間を大幅に削減して開催できるメリットもあります。
現在、メタバースは世界各国でサービス開発が急速に進められています。今後どのようなメタバースが誕生するのか、ぜひ注目していきましょう。
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