ブラウザで利用できるメタバース7選！メリットも詳しく解説

ブラウザで利用できるメタバース7選

そもそもブラウザとは、インターネット上のWebサイトやアプリケーションを表示するためのソフトウェアのことを指します。たとえば、「Google Chrome」や「Microsoft Edge」、「Safari」などが代表的なブラウザです。

近年、メタバースの種類・数は非常に多くなっており、インストール不要でブラウザから利用できるタイプも多く見られます。この章では、ブラウザで利用できるメタバースを7つ厳選して紹介します。

①V-expo

「V-expo」は、株式会社m-Labが提供しているメタバースサービスです。パソコンやスマホのWebブラウザから手軽に利用でき、オンライン展示会や社内イベント、婚活イベントなど、様々なイベントに対応しているのが特徴です。

お客様の要望に応じたイベント開催が可能であり、導入前のご相談からイベント当日のサポートまで幅広く対応できます。

V-expoは手厚いサポートを実施しているため、これまでにメタバースを利用したことがない企業や、どのような社内イベントを開催するか迷っている企業などに特におすすめです。V-expoの導入事例については、以下のページをご覧ください。

V-expo　公式ホームページ

②Fabeee Metaverse Package

「Fabeee Metaverse Package」は、株式会社Fabeeeが提供しているメタバースサービスです。

サービス自体がパッケージ化されているのが特徴であり、メタバースサービスを構築する際のコストを大幅に抑えられます。Fabeee Metaverse Packageは、数万点のアセット（メタバース空間内に配置する建物や家具）を自由に選択し、企業独自のメタバース空間を演出することが可能です。「オリジナルのメタバース空間を作りたい」、「メタバースを活用したビジネスを行っていきたい」と考えている企業などにおすすめです。

Fabeee Metaverse Package　公式ホームページ

③Virtual Market

「Virtual Market」とは、株式会社HIKKYが主催している世界最大のバーチャル空間上でのマーケットイベントのことです。メタバース空間内にある会場で、アバターやアバターに着せる衣装、アクセサリーなどの3Dモデルを自由に売り買いできます。

バーチャルマーケットは、出展サークル数や来場者数、出展企業数などで世界最多を記録しており、ギネス世界記録としても認定されています。バーチャルマーケットは多言語にも対応しており、ブラウザから入場することが可能です。世界中のどの場所からでも、物理的な距離を感じずにイベントに参加できます。

Virtual Market 公式ページ

④めちゃバース

「めちゃバース」とは、株式会社ハシラスが提供している数千名ほどの大規模イベントにも対応できるメタバースサービスです。

めちゃバースでは、描画処理を最適化し、2,000人以上のアバター表示を可能としています。「ミニマムプラン」「サポートプラン」「スタンダードプラン」の3つのプランが用意されており、予算やイベントの希望に応じて利用することができます。 めちゃバースは、数千人単位の大規模なイベントを開催したい企業におすすめです。

めちゃバース　公式ホームページ

⑤バーチャルOKINAWA

バーチャルOKINAWAとは、株式会社あしびかんぱにーが提供している沖縄を再現したメタバースです。コロナウイルス感染症の影響で旅行などが制限されるなか、沖縄に訪れたい人々の要望に応えるために登場したサービスとなっています。

バーチャルOKINAWAでは、ブラウザやスマートフォンなどから沖縄の街並みや首里城などの観光名所を自由に探索できます。ほかにもオリオンビールでバーチャル飲み会を開催したり、沖縄の伝統芸能を楽しんだりなど、様々な形で楽しむことが可能です。

バーチャルOKINAWA 公式ページ

⑥DOOR

DOORとは、NTTが提供しているXR空間プラットフォームのことです。ブラウザからアクセスでき、PCやスマートフォン、ヘッドマウントディスプレイなど、幅広いデバイスに対応しています。

DOORは、企業イベントやバーチャルショップ、バーチャル学校など様々な目的で利用でき、個人で利用することも可能です。メタバース内でのセミナーや講演会等も開催でき、目的に適したメタバース空間を自由に作成できます。

DOOR 公式ページ

⑦Vket Cloud

Vket Cloudとは、株式会社HIKKYが提供しているメタバースを開発できるサービスのことです。

Vket Cloudでは、オリジナルのWebサイトを作成したり、ミニゲームなどを作ったりすることが可能です。ブラウザからメタバース空間へ気軽にアクセスすることができ、他の人が作ったサービスも自由に体験できます。

Vket Cloudは、無料で利用できる「フリー」や、規模が大きいサービスを展開できる「ビジネスプラン」など、様々なプランを用意しています。

ブラウザでメタバースを利用するメリット

ブラウザでメタバースを利用する主なメリットは以下の通りです。

①様々なデバイスからアクセスでき、専用機器を準備しなくても利用できる

ブラウザで利用できるメタバースの場合、パソコンやスマートフォン、タブレットなど様々なデバイスでメタバースにアクセスできます。VRなどの専用機器をわざわざ用意する手間がなく、少ない負担で気軽にメタバースを体験できるのです。

②ダウンロード・インストールが不要で手軽に始められる

メタバースを利用する際のダウンロード・インストールなどの作業は、手間に感じるという人も多いのではないでしょうか？ブラウザから利用できるメタバースの場合、ダウンロード・インストールが不要で手軽に始めることができます。

また、URLで簡単に共有できるため、より多くの人にメタバースサービスを知ってもらったり、Web上で集客したりすることも可能です。

メタバースのメリット

メタバースの市場規模は年々拡大しており、メタバースの研究・開発に巨額の資金を投じる企業も増えています。なぜメタバースは多くの企業にとって魅力があるのでしょうか？

メタバースがもたらす主なメリットは、以下の3点です。

1.リアルで会話しているような感覚でコミュニケーションがとれる
2.遠隔からでもイベントに参加できる
3.他のユーザーと共に一体感・臨場感を味わえる

①リアルで会話しているような感覚でコミュニケーションがとれる

メタバースは音声だけでなく、アバターの身振り・手振りなどでもコミュニケーションがとれるため、リアルで会話しているような感覚を味わうことができます。たとえばWeb会議システムの場合、複数人が同時に話すと音声が聞き取りにくくなるので、話を一方的に聞く時間が多くなります。 メタバースの場合、会話する相手を自由に選べるため、自発的にコミュニケーションをとることが可能です。リアルと同じように偶発的な雑談も生まれやすくなるでしょう。 メタバースはビジネスでの利用も非常に増えており、「バーチャルオフィス」を利用すれば、実際のオフィスと同じように仕事をすることも可能です。たとえば仮想空間で近くにいる社員に話しかけたり、上司のところまで歩いて相談したりといったことができるのです。

②遠隔からでもイベントに参加できる

メタバースを活用すれば、遠く離れた場所にいたとしても、イベントに参加することができます。ユーザーの場合は、イベント会場まで足を運ぶ必要がなくなり、交通費や時間などを節約できるメリットがあります。また、イベントを主催する側にとっても、より多くのユーザーにアプローチできるでしょう。

③他のユーザーと共に一体感・臨場感を味わえる

メタバースは他のユーザーと同じ空間を過ごすため、一体感や臨場感を共に味わえるメリットもあります。メタバースならではの没入感・特別感があるため、リアルな世界ではできない体験ができるでしょう。

メタバースの活用例

ランドセルメーカーのセイバン社は、「SEIBANスマイルメンバーズ」の会員向けに、オリジナルメタバース空間を作りました。ここでは親子で「楽しみながら探究心を刺激される」としています。

まとめ

今回は、ブラウザで利用できるメタバースを紹介しました。今回紹介したメタバースは、以下の7つです。

ブラウザから利用できるメタバースは、パソコンやスマートフォン、タブレットなど様々なデバイスから手軽にメタバースにアクセスできるのが魅力です。

今後、メタバースが普及することで、新たな経済圏が誕生する可能性もあります。ぜひ1度メタバースの魅力・可能性を体験してみてください。