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メタバースを教育現場で活用する方法を解説!メリット、事例も紹介

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2024.04.29


メタバースを教育現場で活用する方法を解説!メリット、事例も紹介

ゲームやビジネス、ショッピングなど、幅広い分野で活用されているメタバースですが、教育現場でも活用されているのをご存知でしょうか?

教育現場でメタバースを活用することによって、学生の学習効率を向上させたり、新たな学習環境を学生に提供できたりなど、様々な効果が期待できます。

本記事では、メタバースを教育現場で活用する具体的な方法・流れをご紹介します。メタバースを教育現場で活用するメリットや事例も紹介しますので、参考にしてください。

目次

メタバースとは

そもそもメタバースとは、インターネット上の仮想空間を指します。メタバースの特徴は、現実世界に限りなく近い状態で活動できる点です。

ユーザーは、自身の分身であるアバターを介して、3次元で構成された仮想空間の中に入って他のユーザーと交流したり、ゲームを楽しんだりすることができます。

メタバースは様々なシーンで活用されており、たとえば以下の用途で利用されています。

・エンターテインメント
・バーチャル店舗での商品・サービス販売
・企業のマーケティング・ブランディング活動
・メタバースによるイベント・ライブ
・婚活

メタバースを教育現場で活用する方法

近年、学校や塾などの教育現場でメタバースを活用するケースが増えています。教育現場でメタバースを活用すれば、テキストだけでは理解しにくい内容を3Dで立体的に表示させたり、現実世界で再現が難しい危険な環境をメタバース上で再現したりすることが可能です。

メタバースを教育現場で活用する主な方法は、以下の3つです。

・学校・塾などのオンライン授業
・学校行事・イベント
・学校自体をバーチャル化する

それぞれの方法について説明します。

①学校・塾などのオンライン授業

一つ目が、学校・塾などのオンライン授業でメタバースを使う方法です。メタバース内に仮想クラスルームを設置し、学生や教師がアバターとして参加する形になります。学生や教師はメタバース内でリアルタイムでコミュニケーションをとったり、グループワークを実施したりすることが可能です。

たとえば理科の実験では、安全に配慮して実験を行う必要がありますが、メタバースではそのような制限がありません。学生は、安全な現実世界にいながら危険が伴う実験を行うことができます。

他にも歴史の授業などで過去の街並みを再現し、その当時の文化に触れるといった授業も可能です。生徒はバーチャル体験を通じて学習内容を深く理解できます。

②学校行事・イベント

二つ目が、学校行事・イベントでメタバースを使う方法です。たとえば、卒業式や入学式などのイベントをメタバースで開催することで、卒業生や新入生はどこからでも式に参加できます。

他にもメタバース上でオンライン展示会や科学フェアなどを開催することで、より多くの人に学生の研究成果や成果物を公開することも可能です。

③学校自体をバーチャル化する

三つ目が、学校自体をバーチャル化する方法です。実際の学校のレイアウトを基にしたバーチャルスペースを作成することで、学生は教室や図書館、体育館などを自由に訪れることができます。たとえば、仮想キャンパスツアーという形で学校に興味を持つ人がオンラインで学校を訪問し、キャンパスライフを疑似体験するといった取り組みが可能です。

企業研修でメタバースを利用するケースも増えている

近年、企業研修の際にメタバースを利用するケースも増えています。仮想空間内で現実世界と近い状況を作ることにより、従業員はリスクのない環境で仕事で必要なスキルを習得できます。従業員は、安全な環境下で集中してスキルアップに取り組むことが可能です。

他にも火事や事故が起きた際のシミュレーションを実施したり、コミュニケーション能力やリーダーシップ、問題解決力向上を目的とした研修を実施したりなど、様々な研修で利用できます。

メタバースを教育現場で活用するメリット

メタバースを教育現場で活用する主なメリットは、以下の4点です。

・3Dコンテンツで学習の理解を促進できる
・アバターを介した疑似体験が可能
・遠方の学生とコミュニケーションが取れるようになる
・メタバース登校を実現できる

ここでは、それぞれのメリットについて詳しく解説します。

①3Dコンテンツで学習の理解を促進できる

メタバースは、3Dとなっているのが大きな特徴です。学生は、3Dコンテンツを通して抽象的な概念や、実際には目にすることが難しい物体、現象などを立体的な視点から学べます。たとえば、生物学の授業で細胞の構造を3Dで見せたり、機械の操作方法などを3Dで見せたりすることで、学習の理解を促進できるでしょう。

メタバースの学習は、学生が3Dモデルを操作したり、様々なシミュレーションに参加したりすることもできるため、より能動的な学習が期待できます。

②アバターを介した疑似体験が可能

2つ目のメリットは、アバターを介した疑似体験が可能な点です。学生は、アバターを介して様々な職業体験や文化体験をメタバース空間内で行えます。たとえば仮想の火山を探検する地学の授業や、歴史的な出来事をメタバース空間内で再現する歴史の授業などを再現することが可能です。

ほかにも、地震や火事といった非常時のシチュエーションをメタバース空間内で再現して訓練することもできます。

③遠方の学生とコミュニケーションが取れるようになる

メタバース空間内では、地理的な距離は関係なく遠方の学生とコミュニケーションが取れるようになります。世界中の学生や教育者が互いに交流し、学習機会を広げられるでしょう。

また、異なる文化や背景を持つ学生が共通の仮想空間で交流することにより、グローバルな視野を養うことも可能です。メタバースを教育現場で活用することによって、言語や文化の壁を越えたコミュニケーションスキルを身に付けられるでしょう。

④メタバース登校を実現できる

健康上の理由や、家庭の事情などによって、学校に通えない学生は多く存在します。メタバースを活用すれば、学生は自宅にいながら仮想の教室に登校することができます

さらに、場所を問わずに学校の授業に参加できるようになるため、地域の教育格差の緩和も期待できます。

メタバースを教育現場で活用した事例7選

昨今の学校教育のIT化に伴い、メタバースは様々な教育現場で活用されています。ここでは、メタバースを教育現場で活用した事例を7つ紹介します。

①【特定非営利活動法人DV対策センター】メタバースを使ってDV・虐待から避難している子ども達の教育支援を実施

【特定非営利活動法人DV対策センター】メタバースを使ってDV・虐待から避難している子ども達の教育支援を実施

特定非営利活動法人DV対策センターは、DV・虐待を受けた被害者へのシェルター運営や、虐待を経験した子どもへの居場所支援や食支援、啓発活動などを行っている団体です。

当団体を利用している子どもは、過去に虐待を受けた経験があったり、引きこもりの状態になっていたりなど、多くの不安を抱えています。そこで「V-expo」を活用し、メタバース英語教室やメタバース節分イベントなどを開催します。様々なイベントを通じて、DV・虐待から避難中の子どもや保護者、外部団体の方など、多くの方々がメタバースを通じて繋がりました

参加した子どもからは「楽しかった」「人と関わる勇気をもらった」「皆と集まって学ぶことが楽しいと思うようになった」といったポジティブな声が多くあり、保護者からもメタバースを利用した支援について期待する声が多く寄せられました。

本イベントの様子や詳細は、以下の記事をご覧ください。

参考:【特定非営利活動法人DV対策センター】メタバースを使ってDV・虐待から避難している子ども達の教育支援を実施

②【スタンフォード大学】VRを活用した教育カリキュラムを導入

メタバースによる教育は日本だけでなく、海外でも多く行われています。アメリカのスタンフォード大学では、VRを活用した講義を積極的に取り入れています。

Metaが開発した「Virtual People」というVRを活用し、学生は「Meta Quest2」と呼ばれるVRヘッドセットを用いて学習する形です。スタンフォード大学では、VR空間内で年間約150日の授業を実施しています。

③【株式会社サイバーフェリックス】メタバース上で英会話を学べるサービスを提供

cyber-felixcyber-felix 公式ページ


株式会社サイバーフェリックスは、メタバース上で英会話を学べる「メタバース英会話」というサービスを提供している会社です。世界中で高い人気を誇っているFortniteやMinecraftなどの メタバースを利用し、ゲーム感覚で英語を学べます

メタバース英会話のサービスは、パソコンやiPadなどがあれば誰でも・どこでも授業を受けられるのが特徴です。英語教室は場所や人数の制約がありますが、本サービスでは場所を問わず仮想空間上で楽しみながら英語を学べるメリットがあります。

④【東京大学】新歓オリエンテーションをメタバース上で実施

東京大学では、2022年度の新入生歓迎オリエンテーションをメタバース空間で実施。新入生は、PCやスマートフォンからメタバース空間の「バーチャル東大」に入場し、サークル活動の説明を受けたとのことです。また、安田講堂前広場がメタバース空間内に再現されており、新入生はアバターを介して多くの方と交流することができました。

⑤【文星芸術大学】メタバースを活用した共同講義

文星芸術大学は、メタバース上で帝京大学宇都宮キャンパスとの共同講義を実施しました。この先進的な取り組みは、下野新聞にも大きく取り上げられました。共同講義の実施に向けて、文星芸術大学はアバターの制作を担当し、 帝京大学宇都宮キャンパスでは仮想空間の制作を担当しました。

学生は自分のアバターを作成し、メタバース上に再現した教室で講義を受けられます。講義自体は県外からも受講することが可能です。

参考:https://geidai.bunsei.ac.jp/news/shimotsuke/

⑥【NPO法人ROJE】ギフテッドの子どもたち向けにメタバース空間を提供

NPO法人 日本教育再興連盟(ROJE)では、ギフテッド傾向がある子ども向けに「できる〜む」と呼ばれるメタバース空間を提供しています。メタバース空間を活用し、興味のあることを存分に話したり、 普段の生活で感じたことを共有したりなど、ギフテッドの子どもたち同士が繋がる場所を作っています

できる〜むのスタッフは主に大学生となっているため、子どもたちにとって身近なロールモデルとなっているとのことです。

⑦【J CLASS ACADEMY】メタバース上でデザインスクールを運営

「J CLASS ACADEMY」は、メタバース上で行われる社会人向けのWebデザイナースクールです。株式会社宝島ワンダーネットが運営しています。

J CLASS ACADEMYの受講者は、アバターを介して講師や同じ受講生と簡単に交流できるのが特徴です。仮想空間上のキャンパスからWeb制作に必要な知識を学ぶことができます。

メタバースを研修で活用した事例3選

続いて、メタバースを研修で活用した事例を3つ紹介します。

①【JR東日本】鉄道事故を再現した研修をメタバース上で実施

JR東日本では様々な研修を実施していますが、「触車」と「墜落」などの鉄道事故をメタバース上で再現した研修も実施しています。 メタバース上で鉄道事故を再現することにより、緊急時の対応方法などをシミュレーションすることが可能です。

また、この研修はVRコンテンツとなっており、スマートフォンを用いて行われるため、集合する手間を省けるメリットもあるとのことです。

②【凸版印刷】新入社員が交流できる場所をメタバースで開設

凸版印刷では、新入社員が交流できる場所を「メタパ™」というメタバースで開設しました。メタパ™は新入社員が交流するだけでなく、先輩社員とコミュニケーションを取る場としても活用できるのが特徴です。

リモートワークがメインの会社の場合、新入社員は同期や先輩社員とコミュニケーションを取る機会は少なくなります。そこでメタパ™のようなサービスを利用すれば、多くの社員と気軽にコミュニケーションが取れて、不安や悩みを払拭できるでしょう。

③【大林組】現場研修をメタバースで実施

大林組では、建設現場における玉掛け作業の研修としてメタバースを活用しています。社員はHMDを装着し、没入感のある環境で研修を受けることが可能です。

建設業界では、危険な現場のリスク回避や省人化が課題となっており、適切な教育が求められています。メタバースを活用すれば、現場研修の費用を抑えつつ、安全な環境下で社員教育を行えるでしょう。

メタバースを教育現場で活用する際の課題

教育現場でメタバースを活用するメリットは大きいとはいえ、簡単に導入できるわけではありません。教育現場でメタバースを導入する際には、以下の課題に直面するケースが多く見られます。

①学習に使えるコンテンツが少ない

学習に使えるメタバースコンテンツは、まだまだ少ないのが現状です。教育用のメタバースコンテンツを開発するには専門的な知識が求められます。また、高品質の学習教材を作成するには、多くの時間・リソースが発生します。

②コストが掛かる

教育現場でメタバースを導入するとなると、多くのコストが掛かる点も認識しなければいけません。たとえば、学生数・教師数に応じたVRヘッドセットの購入費用や、メタバースサービスの導入費用、インターネット接続関連の費用などが挙げられます。

様々なコストが掛かるため、特に資金に限りのある学校や教育機関にとっては大きな負担となるでしょう。

③メタバース空間への依存リスクが懸念されている

メタバース空間への依存リスクも懸念点の一つです。学生がリアルな交流よりもメタバース空間での交流に依存するようになると、現実世界での対人スキルや社会性などの能力が低下する恐れがあります。

メタバースを教育現場で活用するステップ

メタバースを教育現場に導入・活用するには、以下のステップで行う必要があります。

・メタバースを教育に取り入れる目的を明確にする
・現状分析・要件定義を行う
・目的に適したメタバースを選定する
・教育コンテンツを作成する
・メタバースを効果的に使うための研修を実施する
・メタバースによる授業を実施する

それぞれの内容を解説します。

①メタバースを教育に取り入れる目的を明確にする

はじめに、メタバースを教育に取り入れる目的を明確にします。たとえば、以下のような目的を設定しましょう。

・生徒の勉強意欲・理解を高める
・より実践的な学習経験を提供する
・特定科目の理解を深める

②現状分析・要件定義を行う

続いて、現状分析・要件定義を行います。教育現場の現状を分析し、メタバースを取り入れるために必要な技術的要件や、教育内容の要件を定義しましょう。

また、教育現場の予算や人的リソースなども把握します。

③目的に適したメタバースを選定する

次に、目的に適したメタバースを選定しましょう。メタバースを選ぶ際には、予算内に収まるかどうかや、セキュリティレベルの高さなども併せて確認することをおすすめします。

また、どのような業界で使われた実績があるかも確認しましょう。教育現場で導入した実績があるメタバースであれば、スムーズな導入が期待できます

④教育コンテンツを作成する

続いて、教育コンテンツを作成します。既存の教材を参考にしながらメタバース上でより充実した内容の教材を作成するのがポイントです。

学校の先生とメタバースに詳しい専門家が協力し合い、目的に適した教育コンテンツを作成しましょう。

⑤メタバースを効果的に使うための研修を実施する

次に、教員がメタバースを効果的に使用できるように研修を実施します。小規模でリハーサルを行い、問題点や改善点等を把握するのがポイントです。

併せて、生徒へのオリエンテーションも実施しましょう。生徒がメタバース環境を安全に利用するためのガイドラインや操作方法等を教えます。

⑥メタバースによる授業を実施する

ここまでの準備がすべて完了したら、メタバースによる授業を実施します。授業の効果や学生の反応、技術的な問題点などを評価し、必要に応じて改善することが大切 です。

まとめ

今回は、メタバースを教育現場で活用する方法やメリットについて解説しました。

メタバースを教育現場で活用するメリットは、以下の4点です。

・3Dコンテンツで学習の理解を促進できる
・アバターを介した疑似体験が可能
・遠方の学生とコミュニケーションが取れるようになる
・メタバース登校を実現できる

メタバースを教育現場に導入する場合、以下のステップで行いましょう。

1、メタバースを教育に取り入れる目的を明確にする
2、現状分析・要件定義を行う
3、目的に適したメタバースを選定する
4、教育コンテンツを作成する
5、メタバースを効果的に使うための研修を実施する
6、メタバースによる授業を実施する

近年、教育現場や企業の研修等でメタバースを活用するケースが増えています。様々な効果が期待できるため、ぜひメタバースの活用を検討してみてください。

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