V-expo

V-expoコラム

ユニバーサルデザインとしてのメタバース設計

障害者の方から見たメタバースはどう見えているのか。全盲の方に聞いてみました。

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#メタバースイベント

#解説

2022.09.14


メタバース

メタバースは、場所にとらわれず好きな場所から、 アバターと呼ばれる自分の分身を操作して仮想空間でコミュニケーションやゲームなどと、別世界を楽しむことができるのが魅力のひとつです。

仮想空間では、性別や年齢に囚われること無く好きなアバターになれる そんなメタバースは、身体障害者の方には、どのような体験となるのでしょうか。

盲目のゲーマーとして活躍中のいぐぴーさんに、メタバースレンタルスペース V-expoではどのような体験となるのか、インタビューさせていただきました。

目次

いぐぴーさんのご紹介

いぐぴーさんはFortia From ePARA(フォルティア・フロム・イーパラ)所属の盲目のゲーマーとして活躍されています。地域・年齢・性別・障害の有無を問わずeスポーツで皆が輝ける社会を目指して、ゲーム情報やテクニックなどを日々発信されています。

インタビュー

村上 沙織

仮想空間のお話の前に、いぐぴーさんの普段パソコンやインターネットをどのように使っているのか、教えていただけますでしょうか?

イグピーさん

windowsのPCにテキストを読み上げるソフトをインストールして、それを常時起動しています。 それがあれば、webサービスを見ることや書き込み、漢字変換も対応してるので、パソコン操作で困ることはほとんどないです。

村上 沙織

それは大変ですね。 アプリも同じような感じですか?

イグピーさん

アプリの場合も、再生ボタンのマークだけでは「ボタン」としか読み上げることができないので、 「再生」などのテキストが入っていると、使いやすくなります。
テキストのラベルがついてないものが多く、読み上げ機能が動作するアプリは少ない状況です。
そういうアプリは、自分で押してみて、読み上げ機能側で用意されている「カスタムラベル」機能を使ってテキストを付ける事で操作できるようになります。

村上 沙織

スマホのアプリはどのように操作されてるんですか?

イグピーさん

スマホのアプリに関しては、読み上げ機能に対応していないものが多く、 対応してないアプリは、使うことを諦めることが多いです。
普段使うアプリは音声中心に使えるものを利用することが多いです。
twitterなど、触った場所を読み上げる機能を使って、画面構成を記憶しながら操作することもあります。

村上 沙織

では、UI変更があると大変なんですか?

イグピーさん

ボタンの位置変更があると覚え直しですね

村上 沙織

それは大変ですね・・・・
これから読み上げ機能に対応したアプリが増えてくると良いですね

イグピーさん

対応されてるアプリの方が少ないので、もっと増えてくると嬉しいです。

村上 沙織

そうなんですね、
メタバースのサービスなどは利用されますか?

イグピーさん

メタバースのサービスは音がでないことが多いので、あまり使ったことないです。
移動する時の足音など、操作したときに音の情報が無いと、操作できているのか不安になります。
ゲームでは音が出るため、ゲーム以外のメタバースを利用することは無いです。
SNSなどで、メタバースの投稿を見ると羨ましさを感じたりします。

村上 沙織

より多くの方にメタバースを楽しんでいただくために、今後はそういった面も強化していきたいと思います。
もしよろしければV-expoに、入ってもらってもいいでしょうか?
(zoomからV-expoに移動)

V-expoの会場に入ってもらって

入場後、すぐにステレオの音声に気づいていただきました。
ステレオ:立体感が得られるような音の再生方式

イグピーさん

ステレオいいですね!

村上 沙織

同じ空間にいる感じがしますよね!

イグピーさん

取り囲まれてる感じがよくわかりますw
BGMもバーって感じの音楽でいい感じですね

凄く楽しいです。

BGMも自分で選べた曲を使えるともっと楽しいかもしれませんね。

村上 沙織

ボタンは使えそうですか?

イグピーさん

ボタンは読み上げできてますね。

村上 沙織

それはよかったです!

イグピーさん

リアクションを押した時に音が出ないので、出るようにするとわかりやすくなると思います。

村上 沙織

ゲームでのコミュニティでは、こういった体験はあまりされないですか?

イグピーさん

ゲームではテキストでやり取りすることが多いので、音声でやり取りするのは新しいですね!

好きな音楽を流して、仲間と話せたり、ゲーム配信とかやったら面白いかも!

いろんなイベントを開催すると楽しそうだなって感じました。
新しいタイプの配信サービスになれるかもしれないですよね。
後ろから声援も聞こえて、盛り上げるし、今までにない音声で繋がるコミュニティができそう。 ゲーム配信しつつ、対戦者もその場で見つけれるみたいな

村上 沙織

ゲームセンターが再現できますねw

イグピーさん

アバターの位置が音声でしか認識できないので、 人との距離感を掴むために、足音があるといいですね!
あとは、拍手などリアクションに音があるともっと楽しいと思います。

村上 沙織

ありがとうございます。 参考になりました。

まとめ

今回は盲目のゲーマーいぐぴーさんにインタビューさせていただきましたが、 まだまだ仮想空間でユニバーサルデザインになっているものは少ないようです。
V-expoでは、今回アドバイスをいただいた点を改善しながら、 子供から大人、障害の有無関係なく多くの人に楽しんでいただけるよう、サービスを目指して改善していきます。
次回、いぐぴーさんとゲーム配信を行いますので、呼応ご期待ください!

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    村上 沙織

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