#メタバース
#活用事例
2024.02.24
メタバースとは、インターネット上につくられた仮想空間のことです。
メタバース内のアバターを介して、仮想空間内にいる人とコミュニケーションをとったり、一緒にイベントや買い物を楽しんだりできます。
近年メタバースを活用して新たなビジネスを行う企業が増えており、「自社でもメタバースを活用できないか」「どのような方法で活用すればよいのか」と考える方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、メタバースの活用事例を8個厳選してご紹介します。
メタバースを活用するメリットも解説しますので、メタバースを導入するか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ここまでご紹介した通り、メタバースは業界問わず様々な目的で利用されています。
ここでは、メタバースを活用するメリットについて詳しく解説します。
一つ目のメリットは、場所を問わずにどこからでも働けるようになる点です。
これまで対面で行われてきたミーティングやイベントなどをメタバース上で実施できれば、場所を問わずに参加できるようになるため、移動の負担軽減や交通費等の削減が実現できます。
さらに、メタバース上に仮想オフィスを設ければ、仮に災害が発生してオフィスへ出社できない状況であっても、通常通り業務を行えます。
二つ目は、新しい形のコミュニケーションを体験できる点です。
メタバースでは、アバターを介して仮想空間内にいる人と気軽にコミュニケーションを取れる点が魅力です。
メタバースでは従来のWeb会議とは異なり、現実世界と近い形で周りのアバターと対話できるようになります。
これまでにはなかった新しい形のコミュニケーションを楽しめるでしょう。
三つ目は、事業の選択肢が増える点です。
例えば、実店舗だけではなくメタバース空間内にも店舗を設置することで、オフライン・オンラインどちらの形でも販売を行えるようになります。
これまでにはない新しい形のショッピング体験をユーザーに提供できるでしょう。
メタバースはビジネスやゲーム、ショッピング、イベントなど様々な用途で利用されています。
はじめに、メタバースの活用事例を8個厳選してご紹介します。
ランドセルメーカーのセイバン社は、「SEIBANスマイルメンバーズ」の会員向けに、オリジナルメタバース空間を作りました。ここでは親子で「楽しみながら探究心を刺激される」としています。
V-expoはブラウザで使えるため、子供も楽しむことができます。学校イベントや婚活パーティー、セミナーなど、様々な用途でメタバースサービスを利用できます。
多数の企業導入実績があり、イベント準備から当日のサポートまで伴走する手厚いサポート体制が魅力のメタバースサービスです。
バーチャル渋谷とは、渋谷区が公認している配信プラットフォームのことです。
リアルの渋谷で開催されたライブやイベント、展示会などを、自宅からでも楽しめます。
バーチャル渋谷を体験するには、スマートフォンやPCなどから「cluster」へアクセスする形です。
他にも、バーチャル原宿やバーチャル大阪などのメタバースサービスも存在します。
Decentraland(ディセントラランド)とは、メタバースとNFTを活用したゲームプラットフォームのことです。
DAO(分散自立型組織)という運営方式を採用している点が特徴であり、ユーザーが主導になり「誰の所有物でもないメタバース」を構築しています。
メタバース×NFTの組み合わせは今後も需要が高まっていくでしょう。
ANA NEO株式会社は、新しい旅の体験価値を創造するために、バーチャルトラベルプラットフォーム「SKY WHALE」を開発しました。
ユーザーは、アバターを通して仮想空間での旅行・ショッピング等を体験できます。
SKY WHALEでは、歴史上の偉人が生きていた時代などを旅先として指定できます。
これまでにはない体験を経験できる点がSKY WHALEの魅力です。
三越伊勢丹では、伊勢丹新宿本店がある新宿三丁目周辺の景観をメタバースで再現しました。
買い物客は、「REV WORLDS」というアプリを利用して、自身のアバターで「バーチャル伊勢丹新宿店」でのショッピングを楽しむことができます。
アバターで店舗へ入店すると、売り場や店員が再現されており、店員とのコミュニケーションも楽しめる点が魅力です。
バーチャル伊勢丹新宿店は実際の店舗が完全再現されているわけではなく、空に気球が浮かんでいたり、屋上に緑地があったりなど、オリジナルな要素も盛り込まれています。
Mesh for Microsoft Teamsは、マイクロソフト社が提供している自分が作成したアバターでビデオ会議に参加できるサービスです。
ビデオ会議や仕事のツールとしてよく使われている「Microsoft Teams」ですが、会議への積極的な参加や、リモートワークのコミュニケーション促進を目的に新たに開発されたのがMesh for Microsoft Teamsです。
Mesh for Microsoft Teamsを導入することで、静止画やアイコンでビデオ会議に参加する人を減らし、これまでよりも活発なコミュニケーションが取れるようになるメリットがあります。
スポーツメーカとして有名なNIKEでは「ナイキランド」というメタバースサービスを提供しています。
ナイキランドは、スマートフォンが搭載している加速度センサーを通して、現実のプレイヤーの動きをゲームに反映させる仕組みです。
この仕組みによって、鬼ごっこやドッジボールなどの遊びを楽しめます。
さらに、現実世界でデバイスを身につけた状態で身体を動かし、スピード走や走り幅跳びなどの動きをゲーム内のアバターに反映させるといったやり方も可能です。
NIKELANDでは、自分のアバターに対し、オリジナルのナイキ製品を着用させた状態でゲームを楽しめます。
仮想空間で様々なライブイベント体験を可能にするメタバースサービスも数多く登場しています。
「VARP(ヴァーチャル・パーク・システム)」は、仮想空間上で様々なイベント体験を可能にするプラットフォームです。
音楽やライブ、映画、アートなどの様々なエンターテイメントを楽しめます。
人気アーティストの「RADWIMPS」が、このVARPを用いて2021年7月16日〜18日にかけてバーチャルライブ「SHIN SEKAI “nowhere”」を行い、大きな話題になりました。
今回は、メタバースの活用事例を8個ご紹介しました。
メタバースは、ビジネスやゲーム、ショッピングなど、様々な用途で利用されています。
ビジネス・プライベートどちらのシーンでも利用可能です。
メタバースを活用すれば、私たちの生活をより便利に、豊かにすることもできます。
今回ご紹介した事例を参考にし、ぜひメタバースを生活の一部に取り入れてみてください。
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