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2022.09.07
近年、新しい経済圏を生み出す可能性があるとして「メタバース」が注目されています。メタバースはビジネスやゲーム、 イベントなど様々な分野で活用されており、世界各国でメタバース事業へ参入する企業が多く見られるようになりました。 日本国内でもNTTやKDDIなどの大企業がメタバースへの参入を進めていることもあり、 今後新しい便利なサービスが誕生するのではないかと注目されています。
メタバースという言葉は頻繁に聞くようになったとはいえ、 「メタバースとはどのようなものなのか」「日本のメタバースのサービスは何があるのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、メタバースとはどのようなものか、おすすめの日本のメタバースサービスを紹介していきます。
メタバースって
どんなもの?
日本発の
サービスはある?
どのサービスを
選んだらいい?
目次
メタバースとは、インターネット上に作られた仮想空間、または仮想空間に関連したサービスを総称した用語として使われています。 メタバースは「メタ(meta)」+「ユニバース(universe)」を組み合わせた造語です。
ユーザーは仮想空間内で自由に移動してゲームをしたり、買い物を楽しんだりなど、現実世界と近い状態で行動できるようになります。
現在、メタバースを利用したサービスは主にゲームやビジネスでの分野が多いです。 たとえば、コロナ禍による自粛期間で特に流行した「あつまれどうぶつの森」は、メタバースの一例だと言われています。
ビジネスではオンライン会議やイベント開催での利用が多いです。また、コミュニケーション活性化を目的として、 メタバースを取り入れている企業もあります。
メタバースが近年注目されるようになった理由は、コロナ禍によって外出を自粛せざるを得なくなったこと、 リモートワークの普及など様々な要因が重なったためだと言われています。
ここでは、メタバースが注目されている理由や背景についてより詳しく解説します。
2020年からのコロナ禍がきっかけで、ビジネス・プライベートどちらにおいても、 オンラインでのコミュニケーションがより重視されるようになりました。急激な生活様式の変化に戸惑う人が多い中、 解決策として注目されたのがメタバースです。
メタバースを利用することで、社員同士がその場にいるかのような感覚でコミュニケーションをとれるようになり、リモートワークによってコミュニケーションが減少した、 孤独感を感じることが増えたといった課題の解決にも繋がりました。
他にもバーチャルイベントやバーチャルショップなどの新たなサービスも誕生しました。プライベートでも行動制限が求められる中で、 メタバースによって家に居ながらもリアルに近い体験ができるようになりました。
VR機器が進化したことによって、メタバースの仮想空間をより楽しめるようになりました。 VR機器を利用することで、立体的でリアリティのある映像を見ることができます。 このVR機器の進化もメタバースの注目度が高まった要因の一つだと言えるでしょう。
現状、日本国内でのVR機器の普及率は低い状況です。 しかし、専用機器がなくてもブラウザやアプリで提供しているメタバースサービスは多くあります。
2021年にSNSなどで有名なFacebook社が「Meta」と社名を変更したことが大きな話題になりました。 1億円規模の投資を約束したこともあり、世界中の大企業がメタバース事業の将来性や可能性を感じたのではないでしょうか。
2022年7月28日には、WAM(国営エミレーツ通信社)によって「ドバイ・メタバース戦略」が発表されました。 ドバイ・メタバース戦略とは、ドバイを世界トップ10に入るメタバース経済圏にするために 「2030年までに1000社以上のブロックチェーンおよびメタバース企業の誘致と、4万以上のバーチャル・ジョブのサポートを目指す」という内容です。
中国・上海市においても「2025年末までに3500億人民元(約520億ドル、約7兆2000億円)相当のメタバース経済を築く」 と独自のメタバース戦略の発表がありました。このように世界各国でメタバース経済圏を築く動き・取り組みが行われています。
参考:ドバイ、メタバース戦略を発表──1000社超の企業誘致を目指す
日本国内でもNTTやKDDIなどの大企業がメタバースへの参入を進めています。 今後私たちの生活にもどのような影響があるのか、便利なサービスが開発されるのか注目していきましょう。
ビジネスで利用するのにおすすめのメタバースは、「V-expo」です。
V-expoは、アプリインストール不要でブラウザから操作を行えます。またパソコンやタブレット、スマホなど、様々なデバイスで利用できます。
V-expoでは、「展示場プラン」「イベントレンタルプラン」「カスタマイズプラン」の3つのプランが用意されています。 どのプランを選択しても、事前レクチャーからイベント当日の同席などサポート体制が充実しているのが特徴です。 メタバースを今まで導入したことがない人でも、スムーズに導入できるでしょう。
V-expoは、音声通話やチャット、リアクション機能などコミュニケーションを円滑にする機能が多く搭載されています。 ビジネスシーンに合わせて適切なコミュニケーションの方法を選択できます。 他にもメタバース婚活や転職イベントでの利用も可能です。ビジネス以外でも様々なシーンで利用できる点がV-expoの特徴だと言えるでしょう。
他には「ZIKU」もおすすめです。イベントの主催者と出展者、 来場者がそれぞれ3D空間上で繋がっているため、アバターを通じて出展者の人と会話したり、 様々なブースを歩き回ったり、実際にイベントに自分が参加しているような感覚を体験できます。
出店者側の3Dブースも、複数のデザインから選択するだけで簡単に作成可能です。
遊びで使いたい時におすすめなのが「cluster」です。VRやパソコン、スマホなどから利用できます。 現状、スマホから利用できるメタバースプラットフォームは少ない点も、 clusterの利用者や人気の高さに繋がっていると言えるでしょう。利用する際には、専用のアプリをインストールする必要があります。
clusterは、メタバース内のゲームやアバター同士のコミュニケーションなど、複数人で楽しめる機能が充実しています。 ユーザー自身がイベントを主催したり、 空間を作ったりすることも可能です。また、clusterを法人での利用も可能です。法人で利用する場合には、法人用の契約が必要になります。
clusterが日本国内で人気を集めている大きな要因は、自分好みのアバターを自由に作れる点です。 自分自身で簡単にアバターや空間を作れるので、自分だけのオリジナルのメタバース空間を存分に楽しむことができます。
メタバースでのイベントを開催したい場合も「V-expo」がおすすめです。
V-expoは、社内・社外・採用イベント・懇親会などの参加型イベントに最適なメタバースです。 会場の準備や運営などの手間をかけずにイベントを開催できます。 また、最大1000人までのイベントに対応しているため、大規模でのイベントにも適しているのが特徴です。
「めちゃバース」は、最大数千名規模でも参加や交流ができるメタバースです。専用アプリのインストールは不要でWebブラウザから利用可能です。テレビ朝日グループ/系列による技術展示会の「ゴーテック2022」のバーチャル会場としての利用や、 国内最大級であるVR/AR/MRカンファレンス「XR Kaigi」のバーチャル会場として利用された実績があります。
「CYZY SPACE」は、専用の機械やアプリのインストールは不要でブラウザから利用可能なサービスです。 最短5分でVR空間を作成でき、AIコンシェルジュ機能によるサポートもあります。 CYZY SPACEでは1ヶ月の無料トライアルも実施しているので、操作感を確認してから本格的に導入するやり方も可能です。
「HIKKY」は、VR空間でアバターなどの3次元アイテムや洋服などの実際の商品を売買できるイベント「バーチャルマーケット」を年2回開催しています。 2021年の8月のイベントには15日間で延べ100万人以上が参加したと発表がありました。
ヒッキーは2021年11月にドコモが65億円出資したことで大きな話題になりました。 今後どのような新しいサービスが開発されるのか注目を集めています。
参考:メタバースのヒッキーが第三者割当増資、ドコモが65億円出資
今回は、メタバースの概要とおすすめの日本のメタバースを紹介しました。メタバース事業はまだまだ発展段階ということもあり、 今後も便利で画期的なサービスが誕生する可能性が高いです。ビジネスや交流イベント、ゲームなど様々な分野で新しい経済活動の場が生まれるでしょう。
また、世界各国の大企業がメタバース事業へ多額の投資をしたこともあり、ものすごいスピードで開発が進められています。 メタバースは私たちの生活にも大きな影響を与える可能性があります。今後どのようなメタバースが誕生するのか、楽しみにしながら注目していきましょう。
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